R6年手作り作品展

2月29日から3月2日まで、イーアス高尾にて手作り作品展示即売会が行われました。グループGは毎年このイベントに参加させていただいているのですが、今年は実行委員として特に深く関わらせていただくことになりました。

今年のテーマは「ひとつひとつにおもいを込めて」。各事業所の商品一つ一つが大切な作品なのだ、という気持ちを込めて決めさせていただきました。そのテーマの通り、当日並んだ商品はどれも素敵なものばかりで、店番をする中でそれらを眺めるのがとても楽しかったです。
また、ポスターにはグループGのご利用者が描かれた絵が採用されました。元の絵が素晴らしいのはもちろんのこと、広報担当の方の編集も組み合わさってとても素敵なポスターに仕上がっており、あちこちで好評をいただきました。

手作り作品展では、期間中は実行委員会が店番として会場に立つことになります。私個人の話ですが、レジ係として数時間立つことはあっても、作品展を3日間まるまる見るのは初めて。どんな空気感なのだろうととても楽しみでした。

1日目は、朝から怒涛の日となりました。
まずは各事業所の搬入作業を手伝いつつ、グループGの作品の搬入・陳列を行います。グループGは手芸作品などが主ですが、事業所によってはパンやクッキーなどの食品を扱うところもあり、そういった事業所の搬入はとても大変! たくさんのコンテナを荷台で運んでは戻り、運んでは戻りを繰り返し、どんどん陳列していきました。
そうして時間はあっという間に過ぎていき、開場時間に間に合わず慌てて自事業所の陳列をする職員(私など)を置いて、イーアス高尾の開店と同時にお客様がいらっしゃいます。初日ということもあってか、とにかくお客様が多い! 大急ぎで陳列を終えて、レジのフォローや見回りに入りました。
振り返ってみると、3日間で一番人出が多かったのがこの日であったと思います。特に午前中の混み様はすごいもので、レジにはひっきりなしにお客様が並ばれていました。
特にすごかったのは食品コーナー。中でもシフォンケーキは各事業所で売り切れが続出し、午後にはほとんど在庫がなくなってしまうほどでした。実行委員会でも慌てて補充をし続けたのですが、コンテナにぎっしり詰まっていたはずの食品がどんどん無くなるのには驚きが隠せませんでした。

2日目は、各事業所のご利用者が多く来られた日でした。
コロナ禍の影響で、しばらくの間事業所単位での来場を禁止していた手作り作品展。今年は来場可となったこともあり、4~5団体ほどが来場されていたようでした。
それぞれの事業所のご利用者が、ご自身で作られたもの、あるいは他事業所の作品に目を輝かせておられ、とても楽しそうに回られていました。
お陰さまで初日に負けず劣らずの客入りとなり、嬉しい悲鳴が各所で聞こえました。
初日に思いの外お客様が多かった影響で、二日目にして食品だけでなく手芸製品にも一部欠品が出始め、各事業所から慌てて納品がありました。
当の食品はといえば、やはりシフォンケーキがすぐに売り切れ、そしてクッキーやパンの売り切れもちらほらと出ていました。
夕方には食品ワゴンの下から在庫がことごとく消えており、実行委員会でも急いで各事業所に連絡して回りました。とある事業所の職員さんは「去年は売れ残りが多かったんですけどね」と首をかしげていて、今年の人の多さを感じました。

3日目、最終日。この日はとにかく人が途切れず、昼過ぎまで大勢のお客様で賑わっていました。食品に関してはもう搬入がほとんど無く、ワゴンの底がどんどん見えていくのがイベントの終わりを思わせ、少し寂しかったです。

↑気合を入れて準備に取り組む実行委員会。

この日は午前中にイーアス高尾で別のイベントがあり、それに参加されたお子さんとその親御さんが多かった印象がありました。事業所によっては小さなお子さん向けにおもちゃや服などを販売していたため、そういったものを眺める親子連れの方々が多く来場されていました。
18時になるとほとんどの事業所が搬出作業を始め、30分後にはほぼ棚だけの状態に。
イベントは準備に時間がかかるのに片付けるのはあっという間だな、と、「いつも通り」に戻ったイーアス高尾の広場を眺めながらしみじみと考えてしまいました。

お客様の中にはほぼ毎日のように来てくださった方や、毎年ご来場くださっている方、馴染みの事業所がある方など、さまざまなお客様がいらっしゃいました。お会計の際に「去年もここでこれを買ったよ」とか、「去年はなかった商品が買えて良かった」などお話ししてくださる方も多く、46回という手作り作品展の回数の重みを改めて感じました。
また、小さなお子さんが一生懸命レジまで商品を運んできてくださる様子には、レジ担当一同が疲れを忘れて和ませていただきました。

実行委員を通じて他事業所の職員の方々とお話しする機会も多く得られ、その事業所ならではの話や、逆に福祉業界共通の悩みなどを共有することができて、大変得難い経験をさせていただいたなと感じました。
3日間とても大変ではありましたが、それと同じくらい本当に楽しかったです。
ご来場くださった皆さま、そして作品展に携わった方々、本当にありがとうございました!


グループG 小池